AI動画作成は難しい?初心者がKlingAIでつまずいた5つのポイントと改善方法

AI動画作成は「ボタンを押せば完成」ではなかった

AIで動画を作れると聞くと、画像や文章を入れれば、すぐに理想の動画ができると思うかもしれません。

私も最初はそう考えていました。

ファンタジー世界で、ドワーフが刀を作るクラフト動画を作ろうとし、ChatGPTで画像を作成してKlingAIで動画化する流れに挑戦しました。

しかし、実際にやってみると想像以上に難しかったです。

  • 長い動画を一発で作ろうとして失敗した
  • 思った通りに動いてくれなかった
  • 前後の映像が自然につながらなかった
  • 画像修正に時間がかかった
  • 題材そのものが複雑すぎた

この記事では、AI動画作成初心者の私がKlingAIでつまずいた5つのポイントと、試行錯誤の中で見つけた改善方法をまとめます。


結論|AI動画作成は難しい。でも短く分けると進めやすい

AI動画作成は、思ったより難しいです。

特に、長い動画を一度に作ろうとしたり、工程の多い題材を選んだりすると、動画生成だけでなく、画像作成や修正、前後のつなぎまで必要になり、作業量が一気に増えます。

私が試して感じたのは、次の考え方です。

AIに最初から完成動画を作ってもらうのではなく、短い素材動画を複数作り、つなぎ用のカットも入れながら、最後に編集して完成させる

この考え方に変えてから、少しずつ制作の方向性が見えてきました。


私が作ろうとしたAI動画

今回作ろうとしたのは、ファンタジー世界のクラフト動画です。

テーマは「山奥の鍛冶工房で、老ドワーフが伝説の刀を作る動画」。

セリフやテロップ、BGMは基本的に使わず、炉の音、火花、ハンマーを打つ音などで世界観を見せる動画を目指しました。

当初は、以下の流れで作ろうとしていました。

  1. ChatGPTで絵コンテ画像を作る
  2. KlingAIに画像を読み込ませる
  3. 動画として生成する
  4. 複数シーンをつなげてTikTok用動画にする

一見シンプルですが、実際にはいくつも問題が出ました。


つまずいたポイント1|長い動画を一発で作ろうとした

最初は、数十秒の完成動画をそのままAIで作れないかと考えていました。

しかし、長い動画ほど動作や背景、人物の見た目が崩れやすくなります。

特に鍛冶シーンのように、人物、道具、火、煙、金属、作業動作が同時に出る動画は、途中で形や位置が変わりやすいと感じました。

たとえば、

  • 最初はドワーフが刀を持っていたのに、途中で刀の長さが変わる
  • ハンマーの形が変わる
  • カメラが急に大きく動く
  • 背景の工房が変わる

といった違和感が出ることもありました。

改善方法|短い動画を複数作ってつなげる

現在は、完成動画を最初から作ろうとせず、3〜5秒程度の短い動画に分けています。

例えば、刀作りの動画なら、

  • 炉の前に立つ
  • 赤熱した素材を取り出す
  • ハンマーで叩く
  • 水に入れて蒸気を出す
  • 刀を磨く
  • 完成品を見せる

というように分割します。

AIには短い素材動画を作ってもらい、最後にCapCutなどの編集アプリでつなげる方が、完成動画として整えやすいと感じました。


つまずいたポイント2|絵コンテ通りに動いてくれない

次に困ったのは、絵コンテ画像をもとに動画を作っても、思った通りの動きにならないことでした。

例えば、「ドワーフが刀をハンマーで叩く」というシーンでも、

  • ハンマーの形が途中で変わる
  • 刀の位置が不自然に動く
  • 腕や手の動きが不自然になる
  • 火花が必要以上に出る
  • カメラが勝手に大きく動く

といったことがありました。

静止画では雰囲気が良くても、動画にすると破綻してしまうことがあります。

改善方法|1シーン1アクションに絞る

1つのシーンに複数の動作を入れすぎないことが大切です。

たとえば、以下のような指示は動作が多すぎます。

ドワーフが炉から金属を取り出し、金床に置き、ハンマーで何度も叩き、火花を散らす

これを、次のように分けます。

  • シーン1:炉から赤熱した金属を取り出す
  • シーン2:金属を金床に置く
  • シーン3:ハンマーで2回叩く
  • シーン4:火花が落ち着く

「1シーン1アクション」を意識すると、動画の破綻が少し減りました。


つまずいたポイント3|前後のシーンが自然につながらない

1本ずつ見ると雰囲気は悪くなくても、動画をつなげると急に人物の位置が変わったり、刀の向きが変わったりしました。

特に、以下のような違和感が出やすかったです。

  • ドワーフの立ち位置が変わる
  • 工房の背景が少し違う
  • 刀の長さや形が変わる
  • 明るさが急に変わる
  • カメラの角度が大きく飛ぶ

最初は、前のシーンの終わりと次のシーンの始まりを、できるだけ自然につなげようとしていました。

ただ、AIで別々に生成した動画同士を完全につなげるのは思ったより難しく、細かく調整しても違和感が残ることがありました。

改善方法|無理につなげず、「つなぎのシーン」を作る

そこで途中からは、前後の映像をそのままつなげようとするのではなく、間に短いつなぎ専用のシーンを入れるようにしました。

例えば、刀作りの動画なら、

  • ドワーフがハンマーで刀を叩く
  • 火花が飛ぶアップ映像
  • 次の工程として、水に刀を入れる

という流れです。

人物や刀の位置が少し変わっていても、火花、炉の炎、蒸気、刀のアップなどを間に入れることで、映像が切り替わる違和感を減らしやすくなりました。

つなぎのシーンとして使いやすかったのは、以下のような映像です。

  • 火花が散るアップ
  • 炉の炎が揺れる映像
  • 赤熱した金属のアップ
  • 蒸気が立ち上る映像
  • ハンマーや金床のアップ
  • 刀身をゆっくり映すカット
  • ドワーフの手元だけを映すカット

これらは人物の顔や全身、背景の細かな違いが目立ちにくいため、別のシーン同士を自然につなげる役割を持たせやすいと感じました。

AI動画では、すべてのシーンを完璧につなげようとするよりも、「見せ場の間に短いカットを挟んで、視線を切り替える」方が現実的でした。


つまずいたポイント4|画像の修正に時間がかかる

AI動画を作る前に、まず画像を作る必要があります。

しかし、その画像作成にも意外と時間がかかりました。

「ドワーフの見た目は良いけれど、刀の角度が違う」
「工房の雰囲気は良いけれど、人物の立ち位置が違う」
「火花はきれいだけど、次のシーンにつながらない」

このような細かい修正が何度も必要になりました。

最初は、画像を完璧にしてから動画化しようとしていました。

ただ、このやり方では、画像修正だけで疲れてしまいます。

改善方法|完璧な画像を目指しすぎない

途中からは、画像を完璧にするよりも、「動画にしたときに必要な条件を満たしているか」を優先するようにしました。

確認するポイントは、以下の4つです。

  • 主人公の見た目が大きく変わっていないか
  • 工房の雰囲気が統一されているか
  • 完成品や素材の形が大きく変わっていないか
  • 次のシーンにつながる構図になっているか

静止画として100点でなくても、動画用素材として使えるなら先に進む。

この考え方に変えたことで、制作が少し進めやすくなりました。


つまずいたポイント5|最初から工程の多い題材を選んだ

私が最初に選んだ題材は、ドワーフが刀を作るクラフト動画でした。

しかし、鍛冶の工程には多くの動作があります。

  • 炉から素材を取り出す
  • 金床に置く
  • ハンマーで叩く
  • 焼き入れする
  • 刀を磨く
  • 完成品を見せる

このように工程が多い題材は、必要なシーン数も増えます。

シーンが増えるほど、画像の準備、動画生成、つなぎ用のカット、修正作業も増えていきます。

最初から難しい題材を選んだことで、AI動画の基本を試す前に、調整作業で時間がかかってしまいました。

改善方法|最初はシーン数が少ない題材を選ぶ

AI動画作成を初めて試すなら、短時間で変化が完結する題材がおすすめです。

例えば、

  • ボールが動物に変形する
  • 石が宝石に変わる
  • 花が一気に咲く
  • 紙飛行機が鳥に変わる
  • 雲が小さなキャラクターになる

このような題材は、始まりと終わりが分かりやすく、必要なシーン数も少なくできます。

まずは1つの変化を自然に見せる練習をしてから、鍛冶や料理、建築のような工程の多い題材に挑戦する方が進めやすいと感じました。


初心者がKlingAIで動画を作るときのおすすめ制作フロー

ここまでの失敗を踏まえると、初心者には以下の流れがおすすめです。

ステップ1|シーン数が少ない題材を選ぶ

最初は、変化が1回で完結するような題材を選びます。

工程の多いクラフト動画よりも、ボールが動物に変わるようなシンプルな変形動画の方が、AI動画の基本を試しやすいです。

ステップ2|完成動画を短いシーンに分ける

完成動画を最初から作ろうとせず、「何秒で何を見せるか」を短く分けます。

目安は1シーン3〜5秒程度です。

ステップ3|1シーン1アクションにする

「持つ」「置く」「叩く」「変形する」など、そのシーンで見せたい動作は1つに絞ります。

ステップ4|つなぎ専用の短いシーンを用意する

前後の動画を無理に直接つなげようとせず、火花、炎、蒸気、道具、手元などの短いカットを間に入れます。

人物や背景が少し変わっていても、視線をいったん別の場所へ移すことで、映像の切り替わりが目立ちにくくなります。

ステップ5|短い動画を作り、編集で完成させる

AIには短い素材動画を作ってもらい、最後にCapCutなどでつなげて完成させます。

実際に私が使った制作手順はこちら


AI動画作成を始めて感じたこと

AI動画作成は、最初に思っていたよりも難しかったです。

ただ、難しい理由の多くは、AIそのものではなく、最初から長い動画や複雑な題材に挑戦していたことにもあったと感じています。

初心者のうちは、シーン数を減らし、1つの変化や1つの動作を自然に見せることから始める方が、成功体験を作りやすいです。

最初から理想通りの動画を作れなくても、

  • どこが不自然だったか
  • 何を減らせば安定するか
  • つなぎ用のカットを入れられないか

を考えることで、少しずつ作り方が見えてきました。

初心者の私が今のところ大切だと感じているのは、次の5つです。

  • 最初はシーン数が少ない題材を選ぶ
  • 長い動画を一発で作ろうとしない
  • 1シーン1アクションにする
  • 無理につなげず、つなぎ用のシーンを作る
  • AIに任せすぎず、編集で完成させる

まとめ|AI動画作成は難しいが、失敗から改善できる

KlingAIを使ったAI動画作成では、思った通りに動かない、シーンがつながらない、画像修正に時間がかかるなど、多くの壁がありました。

ただ、最初から長い動画や難しい題材に挑戦せず、短い動画を積み重ね、必要に応じてつなぎ用のカットを入れる形に変えることで、少しずつ進めやすくなりました。

AI動画作成でうまくいかず悩んでいる人は、まずはボールが動物に変形するような、短くて変化が分かりやすい題材から試してみるのがおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました